ボツリヌス毒素でニキビ治療?皮脂が減少?


注射無しでボツリヌス毒素を皮膚に浸透させ、皮脂抑制に貢献?というスペイン・バルセロナで行われた新しい観察研究の話題。

New Acne Study Shows 40% Reduction in Sebum Using Transdermal Botulinum Toxin Application

●針を使わないボツリヌス毒素が皮脂を減らす

ニキビ、オイリー肌のお悩みでは、皮脂コントロールは重要なテーマです。従来は、皮脂腺の活動を抑える目的でボツリヌス毒素(いわゆるボトックス)を注射する治療が行われてきましたが、痛み・腫れ・内出血などのリスクが避けられない点が課題でした。

記事で紹介される新しい技術では、ボツリヌス毒素を注射ではなく乳化し、マイクロジェットで吹き付けて浸透させる仕組み。

19名への施術では、有意差はおでこのみですが、皮脂抑制の傾向が示されています。

被験者自身も「てかり・べたつき・不快感」が改善され、「自己イメージ」も改善するなど、生活の質にも良い影響が見られ、満足感も得られるとのことです。

●ボツリヌス毒素の可能性とニキビ治療、今後の課題

ただ、現時点では小規模(19名)で、比較対象(プラセボや注射治療)のない観察研究の段階です。

つまり「あなたの感想ですよね」と突っ込まれると何とも言えない段階で、効果や長期的な安全性など、不明点も多いので、規模や手続きはまだまだ必要とされています。

とはいえ、注射や内服薬のようなリスクなく、外用(噴霧?)による皮脂抑制は魅力的な治療法と言えるでしょう。
(でも、通常ボツリヌス毒素の治療は、表情ジワを消すために、表情筋の筋肉を弛緩させるための注射です。効果が強くなると、「ニキビと一緒に笑顔も消える」みたいなことになるのでしょうか?)

●「肌のキレイさ」とは?

皮脂過剰やニキビなど、ぱっと見でもわかるお悩みがある場合、「悩みの症状さえ消せればキレイになる」と感じますし、実際、短期的な見た目の変化は様々な方法で可能なことは多いです。

が、体の表面のバリアでもある肌は、性質上、常に細胞が入れ替わる「使い捨て」の器官です。なので一時的に「良い感じ」になることと、長期的に「良い循環をくり返す」こととは、一致しませんし、逆行することは少なくありません。(参照:ニキビに悩まない肌。どうすれば?

では「良い循環」はどうすればいいか?まずはカウンセリングフォームからご相談ください。

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2026年4月9日12:00 / 投稿者:kazuyuki terada