アキュテインの関与が疑われる16歳少年の自殺(英国)


イギリス。最強のニキビ治療薬とされるアキュテイン(製品名ロアキュテイン)の作用・副作用による自殺の疑いがある事案について。

ニキビ治療薬が私たちの明るく才能ある子を奪った

ニキビ治療薬を服用後に死亡(自殺)したティーンエイジャーの親がそれが禁止されるように求めています。

ジャックボウルビー(16歳)は、彼の部屋で遺体で発見された。

彼は看護婦に「自殺を含む暗い考えをするようになった」と訴えていたにもかかわらず、7ヶ月間、ロアキュテイン(アキュテイン)を服用していました。

彼の両親は今、薬品の禁止を求めています。

彼の母は言いました。「ジャックは明るく、有能なスターだった。彼は、うつ病の病歴がありませんでした。直接的な精神疾患、うつ病だと明らかではない」

「彼の死の一週間前、最後に会った時、私は彼に“何か具合が悪いの?なにかいつものあなたじゃない感じがする”と話しました」

彼女は、ジャック自身が、2009年に米国で市場から撤退した薬剤と、彼のうつ病が関連するのではと述べた。

彼女は付け加える「あなたも私達が息子を失ったことは、いくつか胃を失うようなものと想像できるでしょう。それは彼を失っただけではなく、私たちを壊し、彼の弟トムをとても不愉快にさせた」

「薬を摂った後のジャックのような人が出ないという調査が出るまでは禁止薬物にすべき」

彼の父親は語ります。「この薬は、摂取する一定の割合の患者に壊滅的な結果をもたらします。」

両親は、4組の家族とともに彼らの懸念に促された国会での議論に参加しました。

議論に参加したエドベイジー大臣は言いました。「ジャックの自殺は明らかに突発的なものではない。ロアキュテインの関与は想像に難くない。」

「私の見解は、我々は、研究結果が裏付けるなら、それががうつ病の原因になることの警告を大きく改善すべきということです。」

ベイジーは、保険大臣アールハウもできるだけ早く被害家族と国会議員の面会を希望していたとも述べた。

オックスフォードのGP(注)、ジョーマクマナーは、専門医師だけが、その薬を処方できるようにすることが合理的だと言いました。

彼はさらに「それが処方される場合、彼らはより綿密な血液検査と、前後の問診で監視する傾向があり、そして通常、非常に長期間使用されることはない。」と付け加えました。

製薬メーカー「Roche(ロシェ)」のスポークスマンは「残念ながら、重度のニキビの場合には、何人かの患者がうつ状態になることがありますし、また、その時の気分や自尊心に影響を与えることもある。ロアキュテイン(アキュテイン)で提供される情報は、一部の患者は、うつ病の増加など、気分の変化を経験することに警告しているのはこのためです」と話したそうです。

Acne drug ‘took away our bright and talented child’

(注)GP(General Practitioner)=一般開業医
イギリスの医療費原則無料の保険制度では、病気にかかるとGPの診療を受け、専門医の治療が必要な場合に、GPの紹介で専門病院での専門治療になります。(GPを通さず、直接専門医の診療を受けることは自由診療となり全額負担)

※同じニキビ治療薬で同様の経験をされた他のご遺族も含めた記事がこちらにもあります。
元記事(BBCニュース):Parents lobby MPs for anti-acne drug Roaccutane ban
翻訳:両親たちによる抗ニキビ薬のロアキュテイン禁止の国会議員への働きかけ
(翻訳はGoogle)

たしかに薬の効果・作用(副作用)による鬱症状なのか?それとも「ニキビの悩み」によるものなのか?は、なかなか判断の難しいところかもしれません。

でも「ロアキュテイン(アキュテイン)がニキビ治療に効果があった」なら、「ニキビの悩み」は、減少していたはずでもあるわけで。そのあたりはどうなんだろう?と思いますが。(参照:皮膚科のニキビ治療薬でもくり返すニキビの解消ニキビの完治について

いずれにしても、年頃のお子さんを失ったご両親のお気持ちはつらいものだと思います。

海外のニキビ治療薬の個人輸入について

これ自体は「個別の事例」と考え、ひとまず棚上げにしますが、この記事でも示唆されているように、ニキビにかぎらず効果の強いお薬は、副作用もあります。必ず医師の管理下で指示に従って使用するのは当たり前。

アキュテインは個人輸入での使用は原則出来ないようですが、原則どおりに行かないのが現実。

一部の皮膚科、美容皮膚科では、医師が個人輸入され、患者さんにも処方されるそうなのですが、上記記事にもあるように「綿密な検査とこまめな問診」など、ある程度、このお薬のリスクも十分に理解して、慎重に対応される所がいいのでしょうね。

そして私が特に気になるのは、「アキュテインは効く効かない」という話ではなく、このように扱いが難しい薬品が「個人輸入」で手軽に入手出来てしまう状況です。

アキュテイン(ACCUTANE)(わが国で未承認の難治性ニキビ治療薬)に関する注意喚起について(厚生労働省)

ある程度の年齢なら「自己責任」で済ませばいい問題かもしれませんが、子供が手軽にインターネットにアクセスできて、買い物ができてしまう状況は、はたしていかがなものでしょう?(参照:「こどものニキビ。私が解決してあげたい!」という親御様へ

任天堂のゲーム機もアクセス制限のような機能がついていましたが。

課金ゲームなども問題になることがありますが、金銭レベルの問題ならともかく、犯罪や薬品など、命にかかわるような問題になる前に、子供がアクセスしやすい状況は、どこかでブレーキをかけることも考えなければいけなかもしれません。

ちなみにアキュテイン(イソトレチノイン)は、アクタン、アクタネ、イソトロイン、ロアキュテイン、ロアクタン、アキュティーン、イソティーン、ソトレット、アムネスティーム、クララビス、アクノティンなど、様々な製品名がありますが、薬品としては同じ「イソトレチノイン」ですので、もしお子さんが何かを勝手に購入されているようならお気をつけ下さい。

また、もしあなたがイソトレチノインで治療して、完治したと思っていたにもかかわらず、それでもニキビの再発をくり返すなら、WEBカウンセリングからご相談ください。ニキビの「くり返し」には、「くり返さないための対応」が必要です。

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2013年12月17日04:28 / 投稿者:kazuyuki terada