脂漏性皮膚炎の治療の前に

「脂漏性皮膚炎ですが、治療法は?治療薬は?」の、その前に


赤ら顔のお悩みは、ニキビと並んで多いご相談のひとつです。そして中には

  • 色々調べてみると自分は脂漏性皮膚炎ではないかと…
  • 赤く、毛穴もひどく、脂っぽい脂漏性湿疹なのですが…

という自己判断のご相談も多くあります。
でも、「どうすればいいのか?」の前に「どうなっているのか?」から考えていきましょう。

脂漏性皮膚炎を考える前に、肌の状態を知る

まず肌の表面は「皮脂膜」におおわれています。皮脂膜は、汗や漏れだす水分、細胞間脂質、毛穴から出る皮脂が混じった「弱酸性の膜」です。

肌を覆う皮脂は、ジグリセライド、スクアレン、トリグリセライド、モノグリセライド、遊離脂肪酸から構成されます。

正常な皮膚の皮脂膜
このうち遊離脂肪酸は、ニキビ菌が作っています。

この皮脂膜が正常なら、肌の表面の美肌菌と言われる皮膚常在菌は生息しやすく、悪玉菌と言われる通過菌には住みにくい環境を維持できます。

また水分の蒸散量と皮脂量は、逆相関関係、つまり皮脂が減れば水分蒸散量が増え、皮脂が十分なら乾燥せず、見た目にも「程よいツヤ」があります。

皮脂・遊離脂肪酸のバランスが変わると

遊離脂肪酸の異常
正常な皮脂膜に遊離脂肪酸は必要ですが、比率が多い場合、皮脂自体が、赤み・炎症をおこす刺激物質にもなり、それがニキビや、毛穴が目立つ一因にもなります。

程度の問題ですが、小鼻の周りなど皮脂が溜まりやすい部位は、ほとんどの人がうっすら赤みを帯びるのはこのためです。

そしてこのアンバランスが広範囲に至れば「皮脂量が多い部分(Tゾーン)」や「角質層が薄い部分(頬など)」は、結果的に赤みを帯びやすくなります。

お顔全体にこの状態が広がると、目の周囲は皮脂腺が発達していないため、「目の周りは肌が白く、他は赤い」という、いわゆる逆パンダ状態になることもあります。

※このように、ニキビ菌は「正常な肌に必要な菌」であり、なおかつ正常でない状況では、悪化要因になります。つまり問題はバランスなのです。

このような「程度の問題」に対しては、必ずしも「病気と治療」というスキームで考え、対処することが効果的とは限りません。でなければ、ほとんどの人が「小鼻の脇が病気」になってしまいます。

ではどのように考えるといいのでしょうか?

赤ら顔になる人・ならない人

皮脂の過剰をともなう赤ら顔には、脂質や糖質の過剰摂取、ストレスや生活もファクターといわれますが、そうであれば、現代のライフスタイル・食生活では、もっと多くの人が赤ら顔・脂漏性皮膚炎の状態になっても不思議ではありません。

そして脂肪酸類や、それを産生する皮膚常在菌自体は、正常な肌にとって、必要なものです。

したがって赤みが出続ける肌を、健康できれいな肌にしていくには、「皮脂が刺激になるプロセス」と「刺激を受けやすいバリア構造」の両面のバランス調整が必要です。

また解消までの間、肌に負担をかけず保護し、見た目にも赤みをカバーするメイク方法を合わせて行うことが、心理面においても効果的です。(赤ら顔肌に負担のない赤みのカバーメイク

赤ら顔もニキビと同様に「治す」と考えることが問題の解決になるとは限りません。

肌は常に生まれ変わり、入れかわりますから、「正常な入れ替わり」に回復できなければ、結果的にトラブルは続きます。

このような問題は、肌の見方を広げることで、根本的な解決が容易になります。まずはWEBカウンセリングからご相談ください。

2013年10月20日20:46 / 投稿者:terakaz

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