英国でのニキビと学校の欠席率の関連

英国の若者、ニキビが原因で不登校?


英国の美容系サイト Aesthetic Medicine Magazine に、英国美容皮膚科の「スキンインベストメントクリニック」と、美容系アプリ「ルナ」の共同調査として、英国の若者の32%が「肌に悩んで学校に行かない」とのこと。

ニキビが「心理」に及ぼす影響

新しい研究でニキビが10代の若者のほぼ3人に1人が学校を休んでいることが明らかになりました

調査では、

  • 10代の71%が、現在・最近にニキビを経験し、40%が自尊心の低下を報告
  • 31%がニキビによって不安を感じる、12%がイライラが増した

などとあり、SNSはこうした苦悩を悪化させ、回答者の54%が自分の肌に対して自意識過剰になると回答。また社会生活においても、37%は友人との交際に消極的傾向になり、10代の重要な経験からさらに孤立傾向と言いう悪循環のようです。

英国では不登校の増加しており、これらも悪化要因の一つといえるだろうということです。

児童・青年心理学者であるグラハム・ミュージック氏は、「ニキビとメンタルヘルスの関連性は否定できません。人生の形成期にニキビに苦しむと、不安、社会的引きこもり、さらには学校回避につながる可能性」を指摘しています。

「肌」でも懸念すべき過剰なニキビケア

また、これもおそらく調査で分かったことかと思いますが、
「英国の10代の若者の4分の1以上がレチノールやAHAなどの強力な有効成分を使用するなど、長期的な皮膚の健康に深刻な懸念が生じている」という点も指摘されています。

ニキビが悩みのタネですので、どうしても「治す」そして「できるだけ早く治す」という意識が強くなるものですが、これらは「バリアの除去で、毛穴をふさぐ角質バリアを除去・剥離させ、ニキビを治す」ためのものです。

(参照:「レチノールvs角質除去」Tiktokerの動画 , 9歳の少女たち、「刺激の強い化学物質」で重度の湿疹とニキビ)

結果、「ニキビのツブ」は早く治りますが、「肌がノーマルな状態になり、安定する」というものではありません。したがってニキビをくり返しやすい肌の場合、それを治し続けてしまえば、「ノーマルではない状態の長期化」による問題も生じることになります。

くり返すニキビはどうすれば?

ニキビは肌表面のバリア・皮脂・ニキビ菌といった「肌に必要なもの」でできてしまうものです。これらはニキビを治すために除去しても、作られ続けますので、要因が重なりやすい肌では、「治してもできる」ことになります。

「ニキビへの対処」を優先する場合、定義上、「治し続ける」ことにもなるのですが、当然その間、肌はノーマルな状態ではなく、それによってトラブルの循環が続く事にもなりかねません。

(参照:ニキビが治るレチノール化粧品を使ってみましたが。というご相談 , ピーリングでも効果なし。というご相談。)

このような場合、問題の「見方・考え方」を変えると、方法も変わります。
まずはカウンセリングフォームからご相談ください。

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私たちもあなたと同じように、悩んでいました。でも今は...

2025年7月31日12:00 / 投稿者:kazuyuki terada