インド医師によるニキビと食事の解説

インド医師「食事がニキビに影響を与える」


インドの女性向けライフスタイル情報サイトIDIVAで、ニキビと食事についてまとめ記事的なものがありました。

Can Your Diet Trigger Acne? Experts Explain The Real Connection Between Food & Skin Health

要約

皮膚科医のアパルナ・サンタナム医師は、食事がニキビに影響を与えるとしています。彼女の25年以上の臨床経験と科学的研究により、高GI(グリセミック指数)の食品や乳製品(特にスキムミルク)がニキビを悪化させる可能性があるとされています。

特に注目された研究には、SCOT-RIGID試験(高GI食と乳製品がニキビに与える影響を調査)や、ハーバード大学の看護師健康調査、オーストラリアの臨床試験などがあり、低GI・高タンパク質の食事がニキビを改善することが示されています。

また、食事がホルモンバランスや炎症反応に影響を与えることも指摘されており、ニキビの根本的な原因に関与している可能性があると述べられています。

紹介されている食事に関するアドバイス

高GI食品(高グリセミック指数の食品)はニキビを悪化させる可能性があるため、避けることが推奨されています。例としては、白パン、白米、砂糖を多く含む加工食品などが挙げられます。

乳製品(特にスキムミルク)も、ホルモンやIGF-1(インスリン様成長因子)を含むため、ニキビの原因となる可能性があるとされています。

一方で、低GIかつ高タンパク質の食事は、ニキビの改善に役立つとされており、インスリン感受性やアンドロゲン(男性ホルモン)レベルの改善にもつながると報告されています。

これらの食事法は、ホルモンバランスや炎症反応といった、ニキビの根本的な要因に働きかける可能性があると述べられています。

つまり、血糖値を急激に上げる食品や乳製品を控え、バランスの取れた低GI・高タンパク質の食事を心がけることが、肌の健康に良い影響を与えるというのが専門家の見解です。

(参照:低グリセミックダイエットによるニキビ減少の可能性

食事に気を使っても解消しないニキビはどうすれば?

上記記事内容は参照欄にもあるように、以前にも紹介したものと似たないようになりますが、ニキビと食事に関するイメージとは違い、高脂質の食事よりも、「血糖値の急上昇」に気をつける方が良いという話ですね。

食事が肌に与える影響には、それ自体が個人差もあり、また「特定の食品でよくできる」などの話も出てくるので複雑です。

概ね「健康的な食事」という話に落ち着くのですが、かといって「健康的な食事による良い影響」は出にくいものの、「よろしくない食事で悪い影響」は簡単に出てしまう、ということも経験上はよくあることです。(参照:オメガ3脂肪酸とニキビの炎症の関係

ニキビは見た目から「体内の何か」というイメージを抱きやすいですし、食事によって皮脂や炎症に影響はありますので、無関係とも言えませんが、「元の肌」の「トラブルの起こしやすさ」はどうカバーすればいいかという問題があります。

「食事の影響が出やすい」肌を、「影響を受けにくい」状態にするにはどうすればいいか?
まずはカウンセリングフォームからご相談ください。

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2025年7月17日12:00 / 投稿者:kazuyuki terada