ニキビの原因と内臓

私のニキビは、内臓が原因ではないですか?!


ニキビを治すための治療法や薬、スキンケアは充実しています。
でも「治るはず」の方法でもいつまでも出続けると、いろんな「自分のニキビは特殊なニキビなのかな?」「自分特有のニキビの原因ってなんだろう?」という不安を考えがちです。またそのような不安に乗じて、不安を煽る宣伝もあります。

  • 皮膚科や化粧品でも治らず、今は美容鍼に通ってますが、改善はありません。ストレスが原因、内臓の免疫低下が原因と言われました。
  • ここまで治らないと、外側の問題ではなく内側の問題ではないかと考え始めています。内臓疾患なのか…いろいろ考えてしまいます。
  • 内科にも行ったのですが内臓系に異常はなかったので、治らない事への過度なストレスがニキビの原因だと言われて、ウォーキングをしていますが治りません。
  • ホルモンバランスの乱れや腸や内臓の病気では?と心配です。

ニキビは内臓の問題ですか

内臓とニキビに関しても、ご相談いただくことが少なくありません。

まず、ニキビについて、大枠でも知っておきましょう。

ニキビができるプロセスと要因

ニキビは複数のプロセスと、要因の重なりで形成されます。

ニキビの要因とプロセス
まず、ざっくりと「毛穴がふさがり、皮脂が出れなくなった毛穴で、炎症が起きる」とイメージされるといいかと思います。

また、同時に毛穴をふさぐのは肌の表面の垢になる手前の状態である角質層、そして毛穴から出る皮脂、誰の毛穴でも普通に存在するニキビ菌といった、「普通にあるもののバランスの崩れ」のような状態です。

ニキビが「治る」と「治らない」

ニキビを「治す」という考え方は、ニキビの諸要因に対応します。そのため、おおよそ「バリアを壊して毛穴のふさがりを除去する」「殺菌する」「皮脂量のコントロール」などです。

これらでニキビの状態は治療することが可能です。

ところが、これらで「ニキビを治すこと」は、必ずしも「ニキビができなくなること」を意味しません。

ニキビを治しても治らない

なぜなら、ニキビの諸要因は、「普通にあるもの」ですし、肌のバランス自体は、程度の差はあっても誰でも崩れることがあるからです。

肌のバランスの改善と、ニキビの治療は別の話です。
ニキビの慢性化改善に必要なのは前者ですが、慢性的にでき続けると「治らない」と感じます。

そして「治そうと頑張っても、出続ける問題」は解決しないまま、ということもあります。

(参照:長期ニキビの解決方法。ニキビ治療と別の選択肢ニキビが完治しない理由とは?)

ニキビの原因と内臓疾患

以下のようなご相談もあります。

  • 皮膚科の薬が効かず、漢方薬で内臓をあたためたり、生姜紅茶を毎日飲んだり、コーヒー、乳製品は避けるよう漢方医の指導を受け、冷え症は軽減したのですが、クレーターになるほどのニキビが発生。
  • 抗生物質、ビタミン剤、デフェリン等使ってきましたが、3年経っても一度も完治したことがありません。これはもう皮膚の問題ではなく、内臓の問題かもしれないと思い、総合病院で肝臓・胃腸を診てもらいましたが異常なし。

冷え性は治ったのにニキビは治らない

ニキビ自体はその時々の「肌の状態の結果」です。だから、ニキビを治しても、条件が揃えば、またできます。

「治せば解決する」と思っていると、「治してもまたできる」くり返しは、「根本的に治っていない」という結論に至りがちです。

でも、そもそもニキビは「毛穴周りで条件が揃うとできるもの」です。
特に「ブツブツを出す病根」があるわけではありません。

でも、その「ブツブツ」や、ニキビの化膿などは、様々なイメージを膨らませがちです。

内臓疾患がニキビに

実際のニキビは、皮脂が「出れない」状態にもかかわらず、「体が何かを出そうとしている」と想像しがちですし、化膿を伴うと「毒を出そうとしている」とイメージしてしまうこともあります。

(ちなみに化膿は、「中から何かが出ている」のではなく「怪我をして化膿するのと同じ」です。むしろバイキンが「入ろうとしている」状態です)

実際、ビジュアルとしては、毒っ「ぽいもの」を、出そうとしてるっ「ぽい」です。

そうなると「内側に原因があるのでは?」という感覚にもなりますし、また、実際、皮脂量などはホルモンバランスの変化や、食事、便秘なども関連することはありえます。
ただ、それらは「内臓疾患、内臓障害」かといえば、また別のレベルです。

(参照:リンパマッサージでニキビ悪化。なぜ? ,エステでのニキビ悪化や増加は好転反応?

 

また、大人になってもニキビができる人は「私のニキビは大人ニキビ。これはホルモンの乱れが原因。だから髭の生えるフェイスラインニキビ顎ニキビになる」と、強く思い込まれている方もいます。

このような場合、おでこにニキビができると「大人なのになぜおでこにニキビができるのか?」と、過剰に心配される方もいます。(参照:おでこのニキビ、大人なのになぜ?

でもこの場合も、「肌表面で条件が重なったものがニキビ」と考えるのではなく「体内の何か」と考えてしまっています。

顔は反射区?

「肝臓が悪いから頬にニキビができるんですか?」「こめかみのニキビは肝臓が悪いと聞きました」など、顔のニキビができる場所と、内臓の問題を関連付ける話からご相談をいただくこともあります。

足の裏を押して、痛い場所によって内臓のどこかに問題がある、という話もありますが、おそらくそれに似た考え方があるのだと思います。

ニキビの場所で内臓疾患がわかる

「フェイスマッピング」と言われる考え方もあるようですが、私自身はこのあたりの真偽はわかりません。また、医学的・統計的なデータもないようですので、結局は、「水を飲む・バランス良い食事・ストレスを溜めないよう」などが解決策として言われています。

そして、それで解決すれば、それでいいと思いますし、解決しなくてもバランスのとれた食生活などはすべきでしょう。

なんらかニキビ以外にも気になることがあれば検査を受けるほうがいいですし、食事に気を使っても解決しないなら、内臓云々に「原因を求める必要」もないかと思います。

ただ、一般的なニキビとは違うニキビもあると言えばあります。

確率からも最初に考えなくてもいいかと思いますが、今は食品の種類が豊富な時代です。何らか一般的でない食品を継続的に摂取している場合は、それについて調べておいていいのではないかと思います。

(昔はこういう事例もありました→※参照:カネミ油症について ~正しく知る。温かく支える。~

(外国ではこんな感じの記事も→ WHAT YOUR ACNE IS TRYING TO TELL YOU

ニキビは「直接的なもの」ではない

ひとまず内臓で気になること、たとえば血縁者の方に多い内臓疾患などがある場合は、それはそれとして検査をしておくことは無意味なことではありません。

でもニキビの「見た目」から、「中から何かが出ようとしている?」「毒が出ている?」というように考え、不安になる前に、まず、どのようなプロセスを経て毛穴がニキビになるのか?どうして出続けるのか?問題は何なのか?について、基本的なことから考えていきましょう。

解決の方法が、楽かどうかはわかりませんが、意外と普通のことかもしれません。
まずはWEBカウンセリングからご相談ください。

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2019年5月31日18:24 / 投稿者:kazuyuki terada