ニキビ予防できる食事、ニキビが治るサプリメントの落とし穴

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何を食べればニキビができる？何を食べればニキビが治る？

ニキビに関するご相談を毎日のように頂きますが、その中で、

といったものがあります。

あなたも「この食べ物が悪いのかな？」「これがニキビの原因かな？」とお考えかもしれません。

でも、このような「何を食べればニキビは治るか？」という問いには、そのはじめから誤解が含まれています。

間違った前提で情報を調べたり、考えていくと、キレイに解消できるニキビも長期化させたり悪化させることにもなります。

まず、宣伝情報の誤解を整理し、冷静に考えていきましょう。

ニキビが形成される条件

ニキビの原因は複雑と言われますが、おおまかに肌で３つの条件が重なり、「ニキビという状態」は形成されます。

毛穴がふさがり、皮脂分泌が亢進し、その毛穴でニキビ菌が増殖し、炎症を起こし、これらの条件が「重なる」ことでニキビが形成されることを理解しておいてください。（参照：ニキビ形成のプロセス、ニキビの完治なら、「ニキビの原因と治療法」の見直しを）

宣伝は嘘をつかずに、消費者の誤解を利用する

どのような「問い」にも、知らない間に、無意識の前提が入り込みます。

たとえば「何を食べればニキビは治るのか？」という問にも、前提があります。このようなご質問には「これまで見てきた宣伝」の影響が大きくあります。

「ニキビができなくなる食事・栄養素は何か？」という疑問の持ち方は、はじめから「食べればニキビが治る食事がある。問題はそれを見つけるだけ」という無意識の前提がありますよね。

ですから「じゃあ何を食べればいいんだろう？」という質問になります。でも、これは「これを食べれば治る・これを食べるとニキビの原因になる」という情報が、やたらと多いことの副作用です。

このような情報に惑わされないためには、上記の3つの条件を踏まえて、「そもそも食べればニキビができたり、治るような食事は、あるのか？」「ニキビってそういうものか？」「食べ物ってそういうものか？」

と、問い返してみることをオススメします。

食事やサプリメント、栄養自体は「薬でも毒」でもない

「体の外からではなく、体の中から」的な話もありますし、「特定の栄養の過剰や不足がニキビの原因」といったお話もあります。

でも、実際の話、現代の食生活では、過度の偏食はあっても、栄養不足になることは考えにくいことです。

そして、栄養バランスなど食生活にも気を使い、サプリメントも色んな種類を飲んでいるのに、そして規則正しい生活を心がけているのに、ニキビができ続けるご相談は後を絶ちません。

食事とニキビの関係は、「化粧品が毒でも薬でもないこと」と同じような誤解があります。（参照：致命的な誤解。ニキビ予防のケア方法が上手くいかない理由）

ニキビに悪い食事でも、出来ない人はできません

ご家族や同僚・同級生など、あなたと似たような食事をしている人が、あなたの回りにいるかと思います。その人とご自分の肌を比較してみてください。

さほど差がない食事や環境なのに「私だけニキビができやすい」のなら、食事の影響よりも、「同じ条件で、なぜ自分の肌ではニキビができやすいのか？」と考える方が合理的です。

事実、「ファーストフードにスナック菓子、コーラは水」というような人でも、ニキビができたり、出続けるわけではありません。

食事や栄養に関して、おおよそ言われていることは、ビタミンB類など、「皮脂分泌の抑制」程度のことですが、「そもそも食品に含まれる栄養素が薬のように作用するのか？」という問題もありますし、仮に効果があるなら、副作用的な逆効果のリスクもあるはずです。

「バランス良い食事」以外、気にする必要はありません

何の根拠もないニキビ治療やニキビ予防を続けても、成果を得られないまま、時間やコストを無駄にするだけです。

もしあなたが無駄な時間やコストを避けて、効率よく根本的にニキビを解消することをお望みなら、まずはWEBカウンセリングからご相談ください。

サプリメントや食品は、薬ではありません。だから、直接的にニキビができるわけではありません。もしニキビに影響が出るなら、それこそ食事よりもまず「食事の影響をうけやすい肌」を優先的な課題にして考えるべきです。

ニキビ解消にバランスの良い食事は必要ですが、「特別な食品の効き目を期待すること」は無意味です。ニキビ市場に踊らされず、適切な方法を知り、実践することだけが解決の早道です。