FDAがBPO配合6製品をリコール

FDAが6つの人気ニキビ製品をリコール


3月、米国食品医薬品局(FDA)は、発がん性化学物質として知られるベンゼンの汚染により、ニキビ製品の6品の自主的なリコールを発表。

(参照:FDAによるベンゼンのニキビ製品の試験後に開始された自主的なリコールの数は限られています。調査結果は、ベンゼン汚染のレベルが高い少数の製品を示しています

経緯について

昨年の記事「ニキビ用の過酸化ベンゾイル製品(BPO製品)、発がん性物質に変化の恐れ」、今年の「過酸化ベンゾイル製品のベンゼン生成の続報」からの続報になります。

自主的にリコールされた製品は、

  • La Roche-Posay Effaclar Duo Dual Action Acne Treatment
  • Walgreens Acne Control Cleanser
  • Proactiv Emergency Blemish Relief Cream Benzol Peroxide 5%
  • Proactiv Skin Smoothing Exfoliator
  • SLMD Benzoyl Peroxide Acne Lotion
  • Walgreens Tinted Acne Treatment Cream

とのことです。

過酸化ベンゾイルは安全に使用できますか?

以下の記事に専門家の意見として説明があります。BPO肯定派では

  • 「皮膚への薬品使用はリスクとベネフィット(利益)のバランスで、BPOの使用で癌が発症したわけではない。ニキビ治療には最良の薬。」
  • 「にきび患者における過酸化ベンゾイル曝露と悪性腫瘍のリスク増加との間に有意な関連はない」

逆に調査を行ったValisure関係の医師・研究者らは

  • 「ベンゼンの安全なレベルはありません。市販または処方箋のあらゆるスキンケア製品に存在する可能性があります。」
  • 「“製品がきれいであっても購入すると、時間の経過とともに高レベルのベンゼンを形成する可能性がある。薬棚に座っている場合でもです。」

とのこと。

現状、記事中でもFDAのコメントとして「これらの製品に含まれるベンゼンへの曝露により人がガンを発症するリスクは非常に低い」と記載があります。
ガンリスクの程度は判りませんが、温度管理に気を使いつつ、古いものは使用しない方がよさそうです。

BPO製品でも繰り返すニキビはどうすれば?

ニキビの治療は、基本的に対症療法で、いわゆる根本治療ではありませんし、もとよりニキビの方が、そういう性質のトラブルではありません。
なぜならニキビを構成するのは、「肌表面のバリア・皮脂・ニキビ菌」で、これらはニキビ肌でも健康肌でも存在し、作られ続けるものだからです。

(参照:NY医師「ニキビの根本治療は無い」-根本解決はどうすれば?治らないニキビの正体はこれです。

これらのニキビの要因が、毛穴をニキビにする流れが続いていれば、BPOの効果に限らず、ニキビはできやすいままです。

他に選択肢はないか?まずはカウンセリングフォームからご相談ください。

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2025年6月19日12:00 / 投稿者:kazuyuki terada