イソトレチノインの思春期の成長への関与

イソトレチノインは一時的に成長を遅らせる可能性があるが、最終的な身長には影響しない


ニキビ治療の最終手段とも言われるイソトレチノインですが、作用・副作用などについて、まだ未解明な影響があります。

思春期の広大なニキビに対するイソトレチノイン治療の身長への影響:ロチェスター疫学プロジェクトを用いた後ろ向きコホート研究

思春期の成長とイソトレチノインの影響

イソトレチノインは現在、重度のニキビの第一選択肢ですが、成長期の子供への影響はまだ明確ではありません。

そのため研究では、ロチェスター疫学プロジェクトの医療記録を分析し、ニキビ治療を受けた思春期患者において、イソトレチノインが身長の最終的な結果に影響を与えるかどうかを調査。

対象は2005年から2021年の間、ニキビと診断され、15歳未満でイソトレチノインまたは経口抗生物質の治療を開始した人です。
両群の成長パターンを比較することで、成長障害に関する懸念が実際のデータで裏付けられるかどうかが検証されました。

一時的に影響はあるものの

主要な結果として、イソトレチノインでの治療中に、一時的に成長速度を遅らせることがあるものの、最終的な成人身長には影響しないことが大規模データで確認されました。

投与量が多いほど成長が低下する、といった用量依存性も見られずとのことです。

そのため結論としては、一時的な成長の鈍化はみられるものの、最終身長は変わらないので過度な心配は不要とのこと。

「使用中の効果」と、実際の肌

イソトレチノインは簡単に言えば、皮脂抑制をしつつ毛穴をふさぐバリアの除去を行うものです。そのためニキビには効果的です。

が、経験者からのご相談は、大半が「イソトレチノインの治療が終わると再発」というものです(もしくは副作用で使えなくなり再発)。

これは、薬の問題ではなく、「ニキビ」というトラブルが、「肌表面のバリア・皮脂・ニキビ菌」といった「肌に当たり前にあるもの」で、できてしまう性質のものだからです。

「治して終わる」肌の人は気にする必要はありませんが、慢性的にニキビが続く場合は、このあたりを整理して問題解決に取り組まないと、「治してできてのくり返し」になります。

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2026年1月15日12:00 / 投稿者:kazuyuki terada