化粧品販売員さんに研修


何かとバタバタしております。
おかげでゆっくり紅葉を見物に行くこともできず。

先日、西の方へ、化粧品販売員さんの教育研修のご依頼を受け、色々とお話をしてきました。

話と言ってもさほど特別なものではなく、店頭でお客様にお話することと大きな違いはありません。(私どもにご相談に来られる方は、比較的「難しい肌状態」の方が多いので、応用の仕方に差はありますが。)

販売員さんでもお客様でも「肌」は同じ人間の肌ですし、「スキンケアも化粧品も」行うことや、必要な結果も同じです。

化粧品と薬の誤解

今では「肌トラブル・肌の悩み」は、何かと「病」のように考えられます。
そのように前提を置くと、解決は「治る」になります。

だから化粧品やスキンケアは「薬や治療法」のようにイメージされ、誤解されることが多くありますし、メーカーさんも消費者の誤解に乗って、「効き目」を宣伝するよう販売員さんを教育します。

しかし「トラブルを起こしやすい肌」は、それ自体は病気ではなく「程度・状態」ですし、「困る症状」も「必要があって起きる反応」でもあります。

病気は「病気の治療」で治しますが「病気でないものの治療」は単なるミスマッチで、さらにややこしいことに化粧品は毒でも薬でもありません。

化粧品ジプシー治療ジプシー

おそらく「化粧品ジプシー」という言葉も、「合う化粧品を見つければ、問題が解決する」という考え方を前提にしていますし、つまりは「化粧品は薬」のような考え方の結果です。

「病気でないものの治療」や「薬でないものの作用」など、マーケティング上、こういった誤解は都合が良いかもしれません。

販売も「出会いの演出」や「口コミで話題・みんな使ってる」で済みますから効率もいいかと思います。

でも実際に「肌をキレイに健康に」と考える場合には、このような考え方ばかりを優先させてしまうと、結果として肌の扱いを誤らせ、マイナスになるリスクもあります。

特に「治しても治してもくり返し出続ける肌トラブル」の場合、まず問題の見方を変えないと解決が困難になりますし、「なかなか治らない」と考えてしまうことで、化粧品どころか治療ジプシーのような状態にもなる方もいます。

立場と責任

ある程度以上健康で丈夫な肌なら、様々な演出も「楽しみ」ではあると思いますし、それはそれでモチベーションを上げるような意義があるかと思います。

が、販売員さんの立場や、トラブルを起こしやすい肌の場合、楽しんでばかりはいられません。

肌は取り換えがきくものではありません。一生付き合うものですから、苦楽を共にする気持ちも必要で、だから肌について現実的に理解して、地道に手入れする必要があります。

これができないのが「手抜き」です。というとオヤジギャグとか言われそうなので、当日は我慢しました。

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2016年11月28日14:39 / 投稿者:kazuyuki terada