「腸と肌」:2つの議論をまとめてみた
イギリスの外科医インフルエンサーと、皮膚科医が、腸と肌の関係について意見を述べていました。「バトル」なのかどうかはわかりませんが。
イギリスの外科医が、腸の改善がスキンケアにおいて重要な理由を説明します。肌の健康を改善する3つの腸を優先する解決策を共有します
皮膚科医は腸の健康が肌のクリアさの鍵だというインフルエンサーの見解に異議を唱えています
もくじ
外科医インフルエンサー「腸を整えることはスキンケアの核心」
前者の記事は、英国の外科医 Dr. Karan Rajan が語る「腸–皮膚軸(gut–skin axis)」を中心に構成されています。
ポイントとしては、腸の炎症やバリア機能低下は、全身の炎症を引き起こし、ニキビ・赤み・湿疹の悪化につながる。
腸内細菌の乱れは、皮膚疾患患者でよく見られる。
肌を改善したいなら、
- 食物繊維を増やす
- 色の濃い野菜・果物を食べる
- ストレス管理をする
といった“腸ファースト”の生活が重要。といったものです。
(参照:胃腸の問題とニキビの関連)
皮膚科医「腸の問題が肌トラブルの主因とは誇張」
匿名医師なのか、誰の言説かは明記されていませんが、以下、箇条書きに。概ね皮膚科医が言っていることではあります。
- 腸と皮膚は関連するが、一般的な肌トラブルの主因ではない
- 肌は複雑な臓器で、遺伝・ホルモン・皮脂・皮膚常在菌・環境・スキンケア習慣 など多くの要因が関わる
- 腸の問題が肌に影響するのは、セリアック病・IBDなど特殊な疾患に限られる
- 腸にばかり注目すると、治療が遅れたり、無意味なサプリ・極端な食事制限に走る危険がある
- 科学的に効果が証明されているのは、外用薬・処方薬・日焼け止め・一貫したスキンケア
といったもの。
ただし、両者には共通する意見も
問題意識が違いますので、要点にずれはあるものの、以下のような共通点も見られます。
- 腸–皮膚軸は存在するが、万能ではない(腸内環境が炎症や免疫に影響するのは事実だが、一般的なニキビや湿疹の主因ではない)
- 生活習慣の改善は“土台”として有効(食物繊維・野菜・ストレス管理は、肌に間接的なプラス効果がある可能性が高い)
- しかし、「症状の治療」は皮膚科の専門領域(ニキビ、アトピー性皮膚炎、酒さなどは、腸よりも皮膚科学的治療が中心)
- 腸だけに注目するのは危険(治療の遅れ、不必要なサプリや極端な食事制限、ストレス増など)
腸とニキビなど
腸も皮膚も、それぞれの役割や機能・構造があります。
腸は異物を吸収する器官で、皮膚は異物を侵入させないものです。
一緒くたに扱えませんが、しかし、同時にどちらも、「外界との境界線」でもあります。
特にニキビはブツブツの見た目や、皮脂も関わりますので、様々なイメージで語られがちです。また化膿は菌の問題ですが、リンパマッサージなどの宣伝の影響で、リンパ液と誤解されていることもありますが、実際にはそれらとは別の問題が生じています。
また、これに食事も関わりますので、話は複雑になりがちですが、腸が健康で肌に悪いことはありませんし、健康的な食事は肌にとってプラスです。
また食事等の影響の「受けやすさ」には個人差もあります。
(参照:体質改善でニキビを治そう。しかし。 , 低グリセミックダイエットによるニキビ減少の可能性)
食事や腸に気を使っても良くならないニキビは?
ご相談でも「食事に気を使ってもよくならない」「腸活もしていますが改善しません」「グルテンフリーでもニキビが治らない」といった内容は良くいただきます。
もちろんこれらが無意味とは思いませんが、上記のように肌で起きている問題と、食事は直接的に関係していなかったり、影響の個人差もありますし、肌がトラブルに至った「経緯」もあります。
肌をどうしておけばいいのか?は当然重要です。まずはカウンセリングフォームからご相談ください。
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2026年3月12日12:00 / 投稿者:kazuyuki terada
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