ニキビに悩まない肌。どうすれば?

ニキビに悩まない肌。どうすれば?


ニキビに悩むと、まず「治そう」となります。それで治し方を調べ、治って終わる人が大半ですが、

  • 20代前半から顎とTゾーンにニキビが出来始め、エステやピーリング石鹸などのケア、皮膚科のケミカルピーリングは20回以上、アダパレンゲルの使用もしましたが、治って出来ての繰り返しです。昔のニキビに悩まないお肌になりたいです。
  • 小学6年からニキビが始まり、皮膚科やピーリング、イオン導入などの治療、現在はべピオ、エピデュオ、ゼビアックスを使用しています。一時的に減ったと感じることもありますが、繰り返しニキビができてニキビ跡もあります。ニキビに悩まない肌になりたいです。
  • 高校3年歳から顔全体にニキビができ始めて完治したことがありません。毛穴も酷いです。サロンや皮膚科にも通っていますが一向に良くならず、ニキビに悩まない肌になりたいです。
  • 中学生でニキビができ始め、皮膚科で治らず、高校生からは顔の下に出るようになりました。出来ては治りの繰り返しとエステの施術が合わずで頬に跡がかなり残っています。美容皮膚科で治療や勧められる化粧品も試しましたが、キリがありません。ニキビに悩まない肌になりたいです。

など、終わりが来ないご相談があります。
多くの場合、「ニキビを治す」と「問題解決」は必ずしも一致していませんが、それでも問題は生じません。が、そのように解決しない場合、もう少し状況整理が必要になります。

ニキビとは

ニキビは「肌表面のバリアが毛穴をふさぐ→皮脂が出れず→酸素が嫌いで皮脂が好きなニキビ菌が増え、炎症」といったプロセスが、毛穴で進行し、「毛穴がニキビという状態になった」というものです。
毛穴のニキビ化の過程

本来の普通状態の肌・毛穴

毛穴をニキビにする肌表面のバリアですが、これは身体を守る最前線であるバリア(角質層)です。

肌表面では。細胞が数週間かけて分解されつつ押し上げられ、バリアを形成し、剥がれ落ちる。そしてまた、新しい細胞が表面に押し上げられ、バリアになります。
物質的には入れ替わりながら、構造的には一定の状態を保ちます。つまり「使い捨てになっています。(表皮のターンオーバー

ノーマルな肌・ノーマルな毛穴(ニキビに悩まない肌の状態)

このバリアは毛穴の中に入り込む形になっています。

ニキビの要因が重なり続ける肌

肌表面のバリア層が、損傷・乾燥・刺激を受けるような場合、肌はこの状況に反応し、通常よりもバリアを急いで入れ替えます。

また肌の炎症もこの状態を招きますし、「もともとのバリアの丈夫さ」や、反応の敏感さ・強さの個人差もあります。

いずれの場合も、肌は必要がある状況や、諸要因により、バリアの荒れ、皮ムケ、ビニール肌、粉を吹くなどの状態にもなりますし、また、毛穴のバリアでは角栓やニキビも招きます。

トラブル肌のバリアと毛穴

ただし、本来これは一時的な防御反応であり、通常はノーマルなバリアの入れ替えに戻ります。なので大半の肌トラブルは一時的です。
ニキビの場合でも、ほとんどは放っておいても勝手に消えますし、多少こじらせても薬や治療施術で治せば終わりです。

反対にトラブルが「続く」肌では、ノーマルな入れ替わりの状態に回復しないまま、トラブル状態が「続いて」います。

(参照:肌トラブルとは

ニキビを治している肌

「ニキビの薬や治療が効いている肌」では、上記、ニキビの要因に対して、「バリアの除去、皮脂抑制や除去、殺菌」の効果により、ニキビは「治る・減る」状態になります。

そのため、「その時は」「ニキビには」悩まない肌になっています。

治療が効いている肌・毛穴と、本来の素の状態の肌・毛穴

が、それは治療や薬が「効いている状態」です。
本来的な意味で「ノーマルな肌の状態」で安定しているのとは別の状態ですし、元々ニキビ治療の目的も、肌をノーマルにすることが目的とは違います。(参照:誤解が多い「ニキビが治る過程」のイメージピルが効かなくなってきた

ニキビは目立つ症状ですし、その「有無や増減」を基準に問題を考えがちです。
多くはそれで問題はありませんが、治療や薬が切れた「実際の肌」がどうなのか?わかるのは「薬が切れた後・治療が終わった後」です。

(参照:NY医師「ニキビの根本治療は無い」-根本解決はどうすれば?現在のニキビ治療の実際も

肌をノーマルな状態にするには?

ご相談で多いのは、「治療が終わると再発」や「効かなくなってきた」等の問題と、それらを長期的にくり返すようになった状態です。

一方で、大半の人にとってのニキビは、放っておいても治ったり、多少こじらせても治療していれば、そのうち終わるトラブルです。

前者と後者で何がどう違うか?どうすればいいか?
まずはカウンセリングフォームからご相談ください。

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2025年9月11日12:00 / 投稿者:kazuyuki terada