金粉による最新のニキビ治療

金粉治療はニキビ肌を救うことができるか?


金粉を利用したニキビの最新治療について。(拙い翻訳で申し訳ありません。)

金粉を、毛穴に埋め込み加熱し、皮脂の排出を抑制するニキビ治療。抗生物質やロアキュテインでも効果が無いニキビへの治療効果を期待されているようです。

金粉を撒くことは、永久にニキビを参らせる助けになる

科学者たちは、微塵よりも細かい小さな金のナノ粒子のコーティングでのニキビ治療を開発した。

金が塗られ、光の波動は、毛穴を広げる携帯探測機を使っている皮膚で発射され、金粉を毛穴の奥深くに浸透させます。

レーザビームは、スポットで焼成します。これは皮膚に無害ですが、金の粒子が皮脂腺の一部もしくは全部を破壊する点まで加熱します。

皮脂腺は、肌のうるおいを保つ皮脂を産生しますが、この皮脂が過剰であればニキビの原因となります。

コロラド州デンバーで開かれた、アメリカ皮膚科学会年次総会で新しい研究が発表されたことで、この治療法が安全かつ有効であることを示します

にきびは大人にもできることがありますが、青春期に最も普通にみられ、10代の若者のうち、10人中8人は、10代のある時点でニキビを発症します。思春期のホルモンの変化は、皮脂量の増加の原因になります。

死滅した表皮細胞(角質細胞)と皮脂は、毛穴をふさぎ、通常なら無害のニキビ菌(C.acnes)を罠にかけます。

酸素の彼らの通常の供給が不足して、血を循環している酸素にアクセスしようとして、これらのニキビ菌が健康な皮膚細胞を襲います。(※訳者注:炎症を起こし、毛穴内・周囲の細胞は破壊しますが、ニキビ菌は嫌気性-つまり酸素が苦手とされていますので、この辺りは怪しい。)

免疫系はこれを攻撃と認識し、バクテリアを防ぐために、白血球を送ります。

その結果が、「ニキビのつぶ」になる炎症と膨張です。

通常の処置は、皮膚で殺菌するためにニキビのためのクリームとゲル類から、強力な抗生物質にまでわたります。また、ロアキュテインのようなレチノイド薬は皮脂腺の縮小を促進します。

新しい技術は、これら従来の治療で治らない、重度のニキビ患者のために代わりになる可能性があります。

ハーバード大学医学部の研究では、 23人のボランティアは、 2週間に1回3セットで、金粉治療を行いました。

また、もう一方のグループには、サリチル酸(ピーリングに含まれる、皮膚の角質層を溶解させ、角栓を除去するもの)を含む洗顔料を使用させました。

12週後に、洗顔グループがわずか16パーセントと比較して、金粉グループの皮膚炎は、34パーセント下がりました。

金は、多くの他の素材と違い、金属アレルギーを起こしにくいため、医療で広く使われています。

この新しい治療を行うため、患者は数100万粒の金粉を含むニキビに適用しておきます。

それから、調査針は光パルスに点火するため、皮膚に固守され、振動によって毛穴を開放させ、金を埋め込みます。

数分後、麻酔薬を必要とせず、近赤外線レーザーを数秒間、スポットで焼成する。近赤外線は、現代的なサウナで使われる種類のものです。

光は、組織および血液を通過するが、瞬時に金によって吸収されます。

そのように皮脂内部を‘加熱調理’して、皮脂の産生を止めます。

ハーバードでの実験の間、ボランティアはレーザーを進めると、皮膚が少し赤くなり、軽~中度の痛みがあり、約1時間後に静まったと報告しました。

この処置は繰り返す必要があるか、1本のコースで十分かは、まだ明らかでありません。

金の治療が働くように見えるが、皮脂腺を破壊する長期の影響に対する懸念を表明すると、トニーChu博士(ロンドンのハマースミス病院の顧問皮膚科医)は、言いました。

ロンドンのハマースミス病院の皮膚科医師トニーチョウは、金療法は効果があるように見えたが、皮脂腺を破壊する長期的な影響についての懸念を表明した。

「我々は年齢を重ねれば、皮膚が乾燥します。
問題は、この治療は老化の乾燥のプロセスを速めることです。そして、その後、患者は、乾性ニキビや過敏性皮膚にならないのだろうか?」 -Daily Mailより

元記事(iol lifestyle):Can gold dust help with acne?

重要な事は「ニキビの治療」だろうか?

この治療はザックリと言えば「毛穴に金粉を詰め、それをレーザーで加熱し、皮脂を出す皮脂腺を焼くことでニキビを治療する」という方法のようです。

ニキビの形成は「毛穴がふさがり、皮脂が排出されず、ニキビ菌が増殖し炎症する」というものですので、皮脂を止めてしまえば、定義上「ニキビはできなくなる」とは言えます。

しかし、最後に皮膚科医師トニーチョウが言うように、それは「皮脂過剰に拠るニキビ」を治しはしても、皮脂の要因が少ない場合には効果は低いと言えますし、肌のバリア構造のバランスを著しく損傷しますので、「別の肌の問題」がおきるリスクを高める事にもなります。
(参照:皮膚科でもくり返す、しつこいニキビを根本的に止める方法ニキビの完治なら、「ニキビの原因と治療法」の見直しを

特に毛穴から排出される「皮脂」は、ニキビの形成要因であるだけではなく、過剰な場合にはテカリやベタつきといった不快な症状にもなりますし、また「私は脂漏性皮膚炎です」といったご相談にもあるように、それ自体が赤みや毛穴が目立つ要因になる場合もあります。
(参照:「脂漏性皮膚炎ですが、治療法は?治療薬は?」の、その前に

しかし、毛穴から排出される皮脂そのものは、正常な皮脂膜が形成されるためにも必要です。
「皮膚常在菌の棲息に好適で、通過菌(悪玉菌)にとっては不適な環境」に、皮膚表面を維持するために必要不可欠なものでもあるのです。

したがって、問題になるのは、皮脂の「有無」でも「多い少ない」でも無く、バリア構造の中で良好なバランスの範囲内かどうか?です。

でも「ニキビ」は目立つ症状ですし、皮脂を伴うことで、その不快さはよりいっそう気になるものです。そして、そのような心理を利用した宣伝も多くあります。

もちろんそのような宣伝の通り、過剰に皮脂を除去したり、薬で抑制するなど、様々な方法が取られれば、「ニキビ」に効果はあるかもしれません。(参照:ピルでも悪化・再発をくり返す大人ニキビ。健康的な肌を取戻す方法

でも上記最後の皮膚科医師の話にあるように、それが長期的にはニキビの悪化要因になる場合もありますし、他の症状を伴う「難しい肌トラブル」へと発展するリスクもあります。

問題はニキビか?肌か?

したがって、ニキビ治療によって「ニキビを治すことで解決する」ならともかく、「治しても再発をくり返す」「治しても新しいニキビができ続ける」という場合、長期的な肌の問題を理解しておくことが必要です。

やみくもに「ニキビ治療を頑張ること」は、同時に「新しいニキビをできやすくしている」「ニキビを悪化しやすくしている」「ニキビ跡を残りやすくしている」という可能性もあるからです。

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2014年5月7日12:28 / 投稿者:kazuyuki terada