にきび治療ピルDiane-35で肺塞栓症による死亡(カナダ)


※日本でもピルの副作用、血栓に注意を 5年で11人死亡例という事例があります。ご注意ください。(追記 2013/12/17)

カナダで抗ニキビ薬として使用されるピル「Diane-35(ダイアン35)」で死亡例があるそうです。

Marit McKenzie, an 18-year-old student at the University of Calgary, died earlier this year of a catastrophic blood clot that blocked the flow of oxygen to her lungs. A hospital pharmacist suspected a controversial acne drug called Diane-35, which she had been taking for nearly a year, of causing her pulmonary embolism.

リットマッケンジー(カルガリー大学18歳)は、今年初め、血栓によって肺への酸素供給が絶たれ死亡。病院薬剤師は、彼女が一年近く服用していたダイアン-35と呼ばれる論争のにきび薬を、肺塞栓症を引き起こしたと疑った。※肺塞栓症

An adverse reaction report was filed with Health Canada, making her the 13th young woman whose death has been linked to the drug since 2000, according to the national database.

副作用報告では、彼女を2000年度以降、国家データベースによるとその薬に関連する13人目の若い女性の死亡例としてカナダ保健省に提出された

The drug is approved for use both here and abroad only as a last-resort pill for otherwise untreatable acne. In May, Health Canada issued a statement on its website saying the drug’s benefits continued to outweigh its risks when used as authorized but Health Canada would not release the report that explained what data it examined to arrive at that conclusion.

この薬は、それを使わないと治療不可能なニキビのための最終手段のピルとして、承認されたものです。5月、カナダ保健省は、使用した場合の薬剤のメリットはリスクを上回るとウェブサイト上で声明を発表。しかし、カナダ保健省は、結論に至る調査データは公表しない見込み。

Drug safety reviews to be made public, health minister says

18歳ですからこれから楽しいこともたくさんあったでしょうに、非常にお気の毒な話です。

カナダでは10月後半頃から話題に登っていましたが、このお薬自体は、今年初旬、すでにフランスで問題になっていたという。

すでに今年初旬、フランスでも問題になっていた

diane-35に関して検索してみると、僅かですが日本語記事がありました。

“フランス保健製品衛生安全庁(ANSM)によると、バイエル薬品の抗ニキビ薬 Diane 35 が原因と見られる死亡が1987年以降7件記録されていると、ANSMの内密レポートを入手したルフィガロ紙が26日明らかにした。死因は肺栓塞や脳梗塞などの静脈血栓塞栓症。

ANSMはルフィガロ紙の質問に対し「7件中4件は Diane 35 が直接原因である」と認めている。

死亡にまでは至らなくとも、同レポートによると、Diane 35 とそのジェネリック(後発医薬品)による血栓塞栓症発症のケースは2013年1月16日までに113件確認されている。そのうち、68人は後遺症無しに完治、7人は治ったものの後遺症が残り、30人は未だ治療中。”

Diane35、ピル騒動の中の抗にきび薬スキャンダル
ぴらぴらパリの紙切れたち

以下さらに詳細に。

日本では未承認。でも個人輸入代行で。

“ホルモン剤の血栓リスクは私たちにとってはいわば常識でありますが、この記事をあえて書いたのは、ググるとと、「アジア人の為に作られた安全な低用量避妊ピル」とか、「にきび・ムダ毛にも効果があります」など、個人輸入を誘うサイトの非常に多いことに驚かされることです。

 医療機関が個人輸入をして慎重に使われているケースもあるようですが、口コミで気軽に自己判断で使い、脳こうそくなどの血栓症にあっている人がいないかどうか心配です。”

血栓リスクでDiane-35 (ダイアン35)の販売を中止(仏)
アポネットR研究会

上記リンク先にもあるように、検索をかけると個人輸入代行などではありますが、日本でも流通しているようです。

以前アキュテインを個人で入手し、お顔の皮むけがひどい状態の中学生の方が保護者の方とご来店されました。こちらは英国では、自殺などの問題もあるようです。(参照:アキュテインの関与が疑われる16歳少年の自殺(英国)

親に内緒で、ネットで「効く治療薬」を検索すれば、日本の安全基準とは違うものが入手できてしまいます。

お気をつけ下さい。

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2013年12月17日22:42 / 投稿者:kazuyuki terada