ニキビが「治ってきた」のに、くり返す

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ニキビを治療し、ニキビが減ると「治ってきた」と感じることは不思議なことではありません。が、

結局は、「治ってきてた」のだろうか？ と思う場合もあります。
では、ニキビが減ったり、ニキビをくり返したりは、何なのか？経緯を含め考えていきましょう。

ニキビとは

ニキビは、見た目に「何か出てきているブツブツ」と感じますが、「肌表面のバリアが毛穴をふさぎ、皮脂が出れず、酸素が嫌いで皮脂が好きなニキビ菌で炎症」と言ったプロセスで、毛穴がニキビ化した状態です。

ニキビの治療とは？

そのため、ニキビを治すには、毛穴をふさぐバリアを除去し、皮脂抑制し、殺菌し・・・といった方法が行われます。

ニキビ自体はそれで治せます。

薬が効けば、ニキビは減る

多くの場合、上記のように薬の作用によって、ニキビを治せます。ニキビは無くなったり減らせたりします。

そして「ニキビを治したい」とお悩みの側では、ニキビ治療に対して「ニキビができなくなっていき→ニキビができなくなる→薬でニキビが治れば、薬無しでもニキビができない」という順序のシナリオを期待をされています。

期待どおりの変化があればいいのですが、ニキビ治療の際に、バリアや皮脂や菌を「除去殺菌」しても、いずれも常に作られ続けます。肌にとって必要なものだからです。

ニキビを治すために除去殺菌しても、その後に入れ替わったバリアや皮脂やニキビ菌が、再び毛穴をニキビにすれば、「治らない」と感じます。が、実際に起きていることは「治しても、またできる」です。

（参照：おすすめされる角質ケア。でもニキビ治らず。なぜ？）

終わると再発・効かなくなってきた

このように、「毛穴をニキビにするもの」自体が、常に作られているものですので、長期的にくり返すニキビの場合、問題は入れ替わったものが毛穴をニキビするかどうか？です。

一方で、ニキビ治療は、「肌はいずれ、ニキビの要因が重ならなくなる」という想定で、「そうなるまでの間、できるニキビは治療しておけばよい」という考え方になります。

つまり、期待とはズレがあり、ニキビ治療は「治療後に、ニキビの要因が重ならなくなること」を目的にしていません。

そのため、ニキビの要因が重なりやすい肌では「治療を終えると再発」も起きますし、肌と方法の相性が悪ければ、治すほど要因が重なりやすくもなり、「効かない・増える」ということも起きます。

（参照：ニキビ治療は対症療法なので、根本的に治したい。というご相談 , 薬に頼らずニキビの無い肌になりたい）

「治す」と「くり返しの解決」

くり返しやすい人もいる一方で、大半のケースでは、ニキビは治療薬などで治しておけば、想定通りに「そのうちできなくなる」ため、多くの場合、ニキビは治せば解決します。

ただ、これは「治療の効果で→薬無しでも→できなくなった」というわけではなく、肌が自然にそうなったということです。

一時的にバリアが荒れたり、皮脂量の増減などは多少は誰でも起きることですので、それが落ち着けばニキビは自然に解消します。それまでの間、薬などでしのいでおけばよいと言えます。

逆に「自然に落ち着く」状態に至りにくいケースでは、トラブルは起きやすいままです。

(参照：NY医師「ニキビの根本治療は無い」-根本解決はどうすれば？)

治ってきたのに、またできるニキビはどうすれば？

まず重要なのは、そもそもニキビが、イメージされるような「根治・完治」という解決の仕方をするトラブルではないこと、そしてニキビ治療も、もともとそのような「根治・完治」を、目的にしていないことを理解しておく必要があります。

その上でどうやってニキビのくり返し解決に取り組むか？まずは、カウンセリングフォームからご相談ください。