9歳の少女たち、「刺激の強い化学物質」で重度の湿疹とニキビ

9歳の少女たち、「刺激の強い化学物質」で重度の湿疹とニキビ


英国「デイリーメール」に以下のような記事がありました。

Girls as young as nine left with ‘severe eczema and acne’ after using skincare products containing ‘harsh chemicals’ only suitable for adults

“9歳の少女たちは、その年齢層で販売されている「成人にのみ適した刺激の強い化学物質」を含むスキンケア製品を使用した後、「重度の湿疹とにきび」が残されています。”

核心的な問題

「過剰なスキンケア製品の使用が、少女たちの身体的健康とメンタルヘルスの両面に深刻なリスクをもたらす」という話ですが、元記事はわりあい冗長なので、手短にまとめてみます。

  • 皮膚科医と教育専門家が、「10代前後の少女たちが、高価なアンチエイジング製品を過度に使用する傾向への危惧。
  • SNSの影響で、「(合成画像や照明による)達成不可能な美の基準」を現実と思い追い求めたり、また人間関係などでの「(見た目いじりなど)いじめ回避」のため、いわゆる高機能スキンケア製品を要求するケースがある。

専門家の懸念点としては

箇条書きになりますが、

  • 健康リスク
    • レチノール・AHA(酸)など刺激の強い成分による皮膚炎・発赤・感染リスクの増加。
    • 未発達な肌への使用によって、長期的にはホルモンバランスの乱れ・皮膚損傷・がんリスクの可能性。
      ※9~12歳の4人に1人がレチノールやAHAを使用(調査結果)。
  • メンタルヘルスへの影響
    • 「非現実的な完璧さ」を追求することは、不安障害・身体醜形障害を誘発する懸念がある。
  • マーケティングの問題
    • 子ども向け包装での「アンチエイジング製品」の販売。
    • 教育専門家からは「有毒なポジティブさ」と批判され、VAPE(電子タバコ)業界のティーン向け戦略に類似と指摘。

といった分類になるかと思います。

これらの背景要因として

背景として

  • 「親の無知」→ 配合成分やリスクを理解せず購入。
  • SNSインフルエンサー→複雑で過度なスキンケア習慣を促進。
  • 社会的プレッシャー→いじめ回避のために「必要」と感じる傾向。

が挙げられています。

専門家の警告として

これらの傾向について専門家からは

皮膚科医「この傾向が続けば、5年以内に少女たちが身体的・精神的な問題で医療機関を受診する事態に」

教育専門家からは「『有毒な男らしさ』問題以来の最も憂慮すべき事態」

といった警告があります。

(参照:皮膚科医が、親が子供にスキンケア製品を購入させることについて二度考えるべき理由を説明

レチノール、レチノイド類について

記事にも「レチノイドは、火傷、剥離、かゆみ、皮膚の変色、場合によっては口腔周囲皮膚炎などの状態を引き起こす可能性があります。」とありますが、気になる症状を除去する美容法にはなり、ウケは良いのですが、ノーマルな状態で安定させる成分ではありませんので、肌の薄い子どもはもちろんですが、、大人でも、肌が敏感な人は注意が必要です。

(参照:ニキビが治るレチノール化粧品を使ってみましたが。というご相談「レチノールvs角質除去」Tiktokerの動画

エイジングケアで肌が荒れるなら

「スキンケア」は意味が広い言葉ですので、一定の定義は難しいですが、日本での化粧品の定義上においては、「薬品による治療」とは別の物になります。

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2025年7月3日12:00 / 投稿者:kazuyuki terada