大人ニキビ・生理前ニキビの予防で陥りがちな、間違った問題設定


積極的なニキビ予防

一つ目は「ニキビができる前に予防する」という考え方です。

たとえばピーリングや角質剥離のニキビ治療・ニキビケア、軽度のレーザー治療や、ピルなどはこれに当たります。

「毛穴をふさぐ前に剥がさないと毛穴が塞がるから、角質を除去する」
「皮脂を抑制しないとニキビになるから、皮脂を抑制する」

ということです。さらに前提を考えれば

毛穴がふさがると皮脂が肌の表面に出れず、ニキビ形成要因になるので、そうなる前に剥がして毛穴がつまらないようにする。

生理前には男性ホルモンの比率が増え、皮脂分泌が増加する傾向があり、これもニキビの要因になる。だからそれを事前に予防する。

ということです。

これらはニキビの「予防」とも言えますが、基本的には皮膚科や婦人科でのニキビの「治療の考え方」の延長といえます。

問題が「ニキビのツブ」であるなら、このような方法でも予防効果は得れるはずです。

しかし「角質が毛穴をふさごうとする」「皮脂を多く出そうとする」などの諸問題は「あいかわらず起こりやすい」という前提があっての対処法です。

でも、繰り返し続くニキビにお悩みなら、その問題を解決しないまま、バリア構造を壊したり、皮脂のバランスの取り方が乱れることで、問題が複雑になる可能性もあります。

結果的にニキビを予防する方法

もう一つは「肌を健康できれいにしておく」という考え方です。

言い換えれば「ほとんどニキビができないし、仮にできても、放っておいても治る人と、同じ肌の状態にしておく」ということです。

ニキビが形成される諸条件は、皮膚表面のバリア構造に問題がなければ、揃いません。したがって、長期間にわたって肌を剥がしたり、薬品使用を続ける必要もありませんし、この目的の場合、するべきではありません。

はじめから「健康でキレイにする」ことが目的ですので、バリア構造を壊すリスクもありませんし、皮脂を抑制して皮脂膜のバランスを壊すリスクもありません。

ニキビ予防選びは、現状分析から

もしあなたの目的が「ニキビができなければいい」だけなら、積極的な予防を一時的に行えば事足りるでしょうし、それは手間もかからない効率的な方法と言えます。

でも先ほどお話したように、そのような方針でも、新しいニキビができ続けたり、何かをするほど問題がこじれると感じるなら、今までとは問題の見方を変えて、「肌を健康できれいにしておく」方針をおすすめします。

あなたの肌を「健康でキレイな肌の人」と同じ状態にしておくほうが、かえって効率が良い場合もあるからです。まずはWEBカウンセリングからご相談ください。

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2014年2月7日23:56 / 投稿者:kazuyuki terada