大人ニキビの原因をさぐる

大人ニキビの原因と、それを知っても治らない理由


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頑張っても治らない大人ニキビ。
あなたもこんなお悩みを抱えていませんか?

  • ホルモンバランスの乱れが原因と聞いて、ピルを飲んでいますが治りません。周りの人に「ひどい肌だな」と思われている…仕事中もそんなことばかり考えます。
  • ピル(マーベロン)を1年服用中。ほぼ改善みられず。また、試した化粧品も合わず。季節的な事もあるのか、顔全体にかゆみもある状態。
  • 低用量ピルの服用は3年してましたがリスクも考えて中止。3ヶ月近くになりますが、止めたら飲んでたときよりニキビは増えてしまいました。

「大人ニキビの原因」とされるものは多くありますが、ニキビは複数の要因が重なり形成されますので、ひとつの原因と一つの結果ではありません。

だから原因は「何とでも言える」ところがあります。

またニキビは見た目にブツブツしていますし、俗説も多いですから、誤解も多くあります。

このような情報に振り回されて、本来なら解消できたはずの大人ニキビを長引かせている方も少なくはありません。

「大人ニキビ」というカテゴリー

まず上記のご相談にもありますが、市場では「大人ニキビ」と「思春期ニキビ」という分け方があります。

ありますが、結局のところ治療法は同じ理屈であることが多いですよね。

なぜなら、どちらのニキビも肌の状態は、面皰(めんぽう)という毛穴の状態であり、「ニキビの治療」とは、この面皰を治すことを指すからです。

ニキビ形成のプロセス

毛穴が以下の様なプロセスを経ると、ニキビは形成されます。

大人ニキビ形成機序
角質層が毛穴をふさぐ→皮脂が外に出れない→ニキビ菌増殖・炎症

ニキビはその見た目から、色んなイメージがありますが、このような流れで形成されます。
(参照:ニキビ、ニキビ跡解消のコツ

結局は面皰への対処

したがって、「ニキビの原因」は様々な段階で様々な「原因」を抽出することが可能です。

例えば、毛穴をふさぐ角質が原因とも言えますし、皮脂が原因、菌が原因、とも言えます。

そして、これらの条件が起きる原因も、ニキビの原因と言えます。

例えば、乾燥でも、紫外線も、ホルモンバランスの変化も食事でも言えますし、清潔でないからとか、生活やストレスでも、これらのことは関与するといえばします。

ですから、「原因と対処法」は、考えようによってはどれだけでも言えてしまうのです。
(参照:ニキビの完治なら、「ニキビの原因と治療法」の見直しを

ニキビを治してもくり返し、ニキビ跡が残る

そしてこれらの「ニキビの原因」は、同時に対処法も用意されています。

例えば角質を取れば皮脂が外に出ますから「ニキビは治る」と言えますし、ピルで皮脂分泌を抑制しても「ニキビは治る」と言えます。また抗生物質で殺菌しても、「ニキビは治る」ということができます。

そして多くの場合、このような「ニキビの原因と治療」でニキビは治り、問題は解決します。

でも、同時に、このような「治る治療法」によって、ニキビを治しても、「また新しいニキビができる」「ニキビ跡が消えずに残る」といった問題が続いてしまうこともあります。

なぜなら、「面皰としてのニキビ」への対処は、いわゆる対症療法ですので、「ニキビができ続ける」「ニキビ跡が残り続ける」という問題の解決法ではないからです。
(参照:皮膚科でもくり返す、しつこいニキビを根本的に止める方法

大人ニキビの原因

「大人ニキビの原因」と言われるもので多いのは

  • ホルモンバランスの乱れ
  • ストレス
  • 乾燥

などです。
これらは皮脂分泌量や、角質形成に影響があるので、先ほどお話したように、「大人ニキビの原因」と言えます。

でも同時に「また新しいニキビができる」「ニキビ跡が消えずに残る」という問題の原因とはいえません。

そのため

「ピルを飲んでも効かない。止めると悪化。」というご相談や、「ニキビ治療を頑張ってもニキビ跡が残りニキビが出き続ける」というご相談にもなるのです。

というと、「じゃあレーザーならいいの?」「ピーリングなら治る?」「ディフェリンならトレチノインなら過酸化ベンゾイルなら」という話にもなりがちですが、いずれの治療法であっても「ニキビを治す」という枠組みで考えるままであれば、基本的に同じ話です。

なぜなら、これらは「ニキビという毛穴の状態」に対しての治療法や、壊し方のバリエーションであり、対症療法のバリエーションです。

大人ニキビでも問題解決に必要なことは

このように「治しても新しいニキビができる」「ニキビ跡が消えずに残る」という問題の場合、「大人ニキビの治療」「ニキビの治療」とは、別の枠組みの問題と考え、別の方法で取組むほうが、効率が良い場合もあります。

どれだけ頑張って「治し」ても、「トラブルを起こし続ける肌」という問題が残るなら、定義上、肌はトラブルを起こします。

そして「起きたトラブルを治すこと」は、この問題は解決する目的とはまた別です。

思春期ニキビや大人ニキビという分け方も、「できたニキビ」を治すための分け方に過ぎないものであれば、結局は「トラブルを起こし続ける肌」は変わりません。

もし、あなたが根本的に「治したい」と思い、様々な大人ニキビの治療を頑張っても、「治しても新しいニキビができる」「ニキビ跡が消えずに残る」という悩みを抱えているなら、今までと違う見方、考え方で、問題解決に取り組むことができます。

まずはWEBカウンセリングを受けて下さい。治してもダメなら、別の方法があります。

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2014年6月30日23:54 / 投稿者:kazuyuki terada