角質培養とニキビ、ニキビ跡

角質培養でニキビが治らず跡も消えないご相談


角質培養できれいな肌が育つ条件

角質培養に限りませんが、スキンケアでは「肌は本来、キレイになる力がある。だから余計なことをしなければ、本来の健康なが育つ」という考え方は広くあります。

ホメオスタシスと言われるものも、「肌本来の力を発揮して・・・」的な文脈で語られるものです。

このような場合、「本来」という言葉に、「どんな前提があるのか?」を理解しておく必要があります。

角質培養で言えば、「もともと丈夫でキレイな肌をつくれる」という前提なら、「それを阻害する余計なケアをやめれば、肌は本来のようにキレイに育つ」という理屈が成立します。

でも余計なケアを止めてみても、「元々バリアが弱い」なら、「余計なリスクは減ったものの、トラブルが起きやすいまま」です。

このように論理の前提と、実際の肌にズレがある場合、説得力のある説明も、そのまま通用しなくなります。
角質培養でもニキビやニキビ跡が治らないパターン

肌の本来の「役割」は「身体の保護」です。なので必要があれば、その反応は起きますし、それは必ずしも「キレイ」とは限らないのです。

角質培養でもニキビが治らない・ニキビ跡が治らない

したがって、「もともと丈夫なバリアの人」で、なおかつ「過剰なニキビ治療やニキビケアによって肌に問題を起こしていた場合」といった条件を満たしている場合なら、角質培養は効果的にニキビやニキビ跡の解決につながるシナリオになると思います。

でも、「もともとバリアが弱い人」の場合は、「弱いバリアが育つがまま」です。

なので、「ニキビができる条件が重なり続け→ニキビは出続ける」「傷がスムーズに治らず、ニキビ跡がキレイに治らない」ということも起きます。

過激なケアのダメージは避けるべきですが、それを避けて得られるのは「素の状態」です。

「素の状態」が「弱いバリア」の場合、うまく行かないのです。

「あるがまま」は、必ずしもいい事ばかりではない。というのは、誰もが経験していることでしょうが、それは肌でも同じです。

(参照:ニキビ跡が皮膚科でも治らない場合の方針のたて方ニキビ跡治療より、ニキビ跡が自然に消える肌になる選択)

また、「脂漏性皮膚炎になりました」「ガサガサです」等のご相談もありますが、これらもバリアの問題のバリエーションとご理解ください。

角質培養がうまく行かない場合の解消法

程度問題ではありますが、ある程度丈夫な肌なら、モチベーションが上がるストーリーを選択することで良い結果を得れるかもしれません。

でも「バリアが弱い・反応が強い」傾向のある肌は、肌を無視して都合よく解釈していないか?と警戒しておく方が良いかと思います。(「壊しすぎ」よりはマシですが。)

もし、あなたが角質培養で「本来の肌」を取り戻しても、「本来の状態だからといって、別にキレイじゃないな。」と感じているなら、キレイで健康なバランスに回復することをお勧めします。

肌にとって無理なく健康でキレイにしていくには、「肌本来の力」を都合よく期待せず、常日頃の調整・維持が必要です。単なる「肌まかせ」だけで実現出来ることとは限らないのです。

肌のバランスを回復させて、キレイで健康な肌にしていくには、まずはWEBカウンセリングから。

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2018年2月28日15:29 / 投稿者:kazuyuki terada