イソトレチノインの個人輸入でも治りません

個人輸入のイソトレチノインでも治らないというご相談。


イソトレチノイン製剤の個人輸入で、自分で治療される方のご相談には

  • 口周りのニキビが嫌で、個人輸入でのイソトレチノン服用をはじめました。
    片頬のニキビは減りましたが、服用を開始してエラ周りがひどくなって、しこりと炎症を伴ったものになっています。なんとかきれいに治したいです
  • 社会人になり、一時は良くなりましたがまた荒れました。現在個人輸入のイソトレチノインを服用してますが一向に良くならなくて泣きそうです。
  • エピデュオでも手に負えなくなり、個人輸入でイソトレチノインを服用してます。それでも毛穴がつまって白にきびや小さいしこりニキビができます。

イソトレチノインの個人輸入のご相談

等ありますが、複数の視点で考えていきましょう。

ニキビの形成要因

ニキビ形成プロセス
ニキビは肌表面のバリ層が毛穴をふさぎ、皮脂が出れず、ニキビ菌などの増殖によりできてしまいます。

ニキビに対するイソトレチノインの効果

ニキビに対するイソトレチノインの作用
イソトレチノインは簡単に言えば「バリアの除去・皮脂抑制」をします。そのためニキビには効果的な薬になります。

(参照:イソトレチノインでもニキビが治らない・再発する副作用が…というご相談

医師の管理の下で使用すべき理由

とはいえ、効果の強い薬は、副作用の問題も生じます。

以下、米国医療ジャーナルサイト「Verywell health」
ニキビ治療のための6つのアキュテイン代替品ーイソトレチノインが合わない場合のその他の選択肢
※エステシャンによる記事で、医師監修。副作用について抜粋。

“唇の荒れ、皮膚の乾燥とかゆみ、発疹、ドライアイ、鼻血、目の炎症、夜盲症、関節痛と筋肉痛、一時的に髪の毛が薄くなる、日光に敏感な肌、胃の問題”

“※一般的でないものの、その他の重篤な副作用が以下
頭痛(脳への圧力の増加による)、肝臓ダメージ”

最近はSNSなどでも「角栓が気になり使用する」なども散見され、早く強い変化は消費者心理には良いとは思いますが、身体に合わせるべきです。

サイトでも注意喚起されていますが、イソトレチノインは「医療専門家の厳重な監督下で」と考えるべきでしょう。

稀ですが

  • 今は、アキュテインで落ち着きましたが、今でもニキビができます。また、アキュテインは通販で購入したので、皮膚科の先生にも相談できずに悩んでいます。

イソトレチノイン服用は医師に相談すべき理由

というご相談もあるのですが、とにかく個人での使用は避けましょう。

厚生労働省 アキュテイン(ACCUTANE)(わが国で未承認の難治性ニキビ治療薬)に関する注意喚起について

アキュテインは、欧州においては ロアキュテイン(ROACCUTANE) の名称で販売されています。 また、ジェネリック品についても同様の注意が必要。

商品名: ソトレット、アムネスティーム、クララビス、イソトロイン、アクノティン

イソトレチノインでも改善しないニキビなら

ニキビ自体は肌表面のバリア、皮脂、ニキビ菌といった「誰の肌にもあるもの」でできてしまうトラブルです。

薬の使用中や治療中に効果があっても、これらのバランスが回復できない肌では、作用や治療効果が消えるとトラブルが起きやすいままです。

大半の方にとってはニキビは「治せば終わる」トラブルですが、シナリオ通りに改善しない場合、まずはカウンセリングフォームからご相談ください。

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私たちもあなたと同じように、悩んでいました。でも今は...

2023年7月27日14:49 / 投稿者:kazuyuki terada