低用量ピルをやめたら、ニキビが再発

低用量ピルの服用、やめたらニキビ再発。というご相談。


「低用量ピルを服用し始め→ニキビができなくなり→服用を止めたらまたできた」というご相談について。

  • 一時的な改善はあってもまたすぐ悪化するの繰り返しです。
    この前低用量ピルを半年ほど服用し、だいぶ改善したのですが、妊娠希望のためやめたらまた再発しました。
  • ピル(ヤーズ)を服用し綺麗になる。その後、自然療法がいいなと思いピルをやめたが結局ひどくなるので再開したりの繰り返しで、最終的にピルを服用しても大学生の頃ほど綺麗にはならなくなる。
  • ピルを飲み始め、1年前からあまり必要性を感じず中断しました。
    するとぽつぽつと顔にニキビが出来るようになり、繰り返しニキビが頬中心に慢性的にみられるようになりました。
  • 7年間ピル服用にてニキビ軽減、体調不良時に、ピルの内服中止と共にニキビ復活(ピル内服以前よりも悪化し出現)。今現在もPDT治療と漢方薬を内服しています。

低用量ピル(OC/LEP)でのニキビ治療は、「最終手段」と考えている方もいる方法ですが、効果があった場合でも、服用をやめるとまたできることもあるようです。

結婚や妊娠、出産、離乳、また薬が合わず服用をストップするなど、様々な機会でお悩みになる方もいます。

この場合、どのように考え、対策するか?選択肢の一つになればと思います。

ニキビの形成

ニキビは毛穴がニキビ状態になったものです。
大人ニキビができる原因と過程
「肌の表面が毛穴をふさぐ→皮脂が出れない→菌などによる炎症」
といったプロセスで進行します。

(参照:大人ニキビが全然治らない。というご相談

「生理前にニキビが増えやすい」というご相談

女性の生理前は、ホルモンバランスと皮脂の関係が「男性型」になりやすく、そのタイミングで皮脂量が増えることがあります。
毛穴がふさがりやすい肌の場合、生理前のタイミングでは、上記のニキビの形成要因が「重なりやすく」なりますし、また皮脂量の増加は、肌の表面の角化を促進させ、毛穴をふさがりやすくもします。

これらの要因が重なることで、ニキビが「増えてしまう」ということになります。

ニキビと生理周期による女性ホルモンの変化の関係

ニキビ自体が複数要因が重なる結果、「出来てしまう」という性質のトラブルです。
誰もが生理前の皮脂量の影響を受けるわけではありませんが、これも悪化要因の一つとカウントしておいてください。

(参照:ピルでも悪化・再発をくり返す大人ニキビ。健康的な肌を取戻す方法

ニキビに対する低用量ピルの効果

立場的に詳細には述べれませんが、ピルはホルモンバランスの変化を薬理的に操作します。

ニキビに関わる範囲で言えば、「皮脂が増えるタイミング」を作らず、服用している間は安定した状態を作ることができます。

低用量ピルのニキビ治療効果

したがって多少、毛穴がふさがっても、皮脂量の増減の影響を受けにくくなり、結果としてニキビの要因も重なりにくくなります。

もちろん「かえって増えた」というご相談もあるように、「合う合わない」の問題はありますが、結果的に「都合よいバランス」になれば、効果を得ることができます。

低用量ピルの服用をやめるとニキビ再発

ピルに限らず、抗生物質やそのほかの薬にも共通することですが、「薬の効果」によって症状を治療し、その後、要因が重ならなければ、問題は解決します。

「ピルで治す→治った→出ない→終了」です。

しかし、要因が重なりやすいままの肌では、服用をやめれば「ピルの効果が無くなるだけ」です。

低用量ピルの服用を止めたら、ニキビが再発する理由

使用をやめれば、薬の効果が無くなります。

だから、薬で重ならないようにしていたニキビの条件は重なりはじめ、またニキビができてしまうだけの話なのです。

(参照:ニキビ治療は対症療法なので、根本的に治したい。というご相談

これ自体は不思議な話ではないのですが、ここで「認識の仕方」の問題が生じます。

「ニキビの完治」のイメージについて

ニキビを治療する方法は様々ありますので、それぞれの方法でニキビを治療することは可能です。

ところが普段の肌の状態が「ニキビの要因が重なりやすい」のであれば、治し方に関わらず、結果的に毛穴はニキビ状態になります。

ここで問題になるのは「完治する=ニキビができなくなる」という考え方です。

ニキビを形成しているのは、肌の表面、皮脂、常在菌であるニキビ菌です。低用量ピルでこれらを消し去ることはできませんし、消せばいいものでもありません。

「どんなバランスで肌が安定しているか」を考えないまま、やみくもにニキビを治そうとすることで、かえって回復が難しくなるケースもあります。

ニキビが完治しない理由

また、複数要因が重なってできるのがニキビです。

「ニキビの原因はホルモンバランス」といったご相談は頂きますが、そもそも生理周期でホルモンバランスが変化するのは普通の事です。

でも多くの方の場合、それでニキビができたり、まして慢性化するわけではありません。多少の調子の良しあしも、「多少」の範囲で済んでいます。

つまり、それ以前に、多くの方には影響が少ないホルモンバランスの影響を「受けやすい肌」という問題があることを意識しておきましょう。

(参照:「何をしてもニキビが治らないのはなぜ?」というご質問ホルモンバランス改善でもニキビが治らないご相談

ピルで完治しないニキビ。どうすれば?

まずニキビは「完治すれば問題解決する人」が多いです。だから「しっかり治せばいい」といえます。

でも、慢性化しやすい肌の人にとってのニキビは、「完治してもまたできる」というトラブルです。

これを「完治すれば、もうできないはず。治し方が合えばできなくなる。」とイメージすることで、何が問題で、何が問題の解決か?がわかりにくくなっていきます。

ニキビの治療と再発のくり返し、慢性化するなどの場合、どのような状態が「解決」なのか?を理解し、対応する必要があります。

まずはカウンセリングフォームからご相談ください。

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2021年6月28日09:45 / 投稿者:kazuyuki terada