AIの肌診断のレベルとは?
英国の消費者団体 Which? が「スキンケア商品の提案のためのAIによる肌診断」の精度を、30人・120回以上のスキャンを実施し、独自に検証したレポートを出しています。
Can you trust AI skin analysers?
AI肌診断の検証の結果は?
まず消費者団体は英国小売り大手のBootsなどで採用された診断ツールを対象に、上記のように30人・120回以上のスキャンを実施しました。結果としては
- ニキビ、色素沈着、赤みやシミの見落とし
- 同一人物でも照明・明るさでスコアが大幅変動
- 肌色が濃くなるほど精度が低下
- 問診も同時にするも推奨商品に問題
など、肌の状態を判断するのに限界が見られたということです。
特に最後の項目について、「問診アンケートにも入力したにもかかわらず、酒さのテスターがレチノールやサリチル酸を含む製品を勧めるのを止めなかった。」とリスクも報告し、トラブル肌・敏感肌の人には向いていない可能性を示唆しています。
小売り販売企業がこれらのAIツールを導入する利益や背景とは?
まず、販売業者としては、
- 人手不足、人件費対策
- 大量の商品からの選択・絞り込み支援
- 顧客個人データの収集
- 「科学」的な演出、マーケティング
といった背景があり、AIを活用した販売を推進するメリットがあると考えられます。
Which? の記事が意図するところは「消費者のAI診断への期待」と「販売者の販売促進事業」の間にはギャップがあることを示すことだと考えられます。
いずれにしても、現時点では画像の認識・分析の問題もありますし、「米国ユタ州でのAIを介したニキビ治療薬の処方」でお伝えしたように、問診を通した経緯の把握、経過の蓄積などもその人の問題解決には重要なポイントになります。
もちろん、一定以上肌が健康で丈夫、また、刺激の強い化粧品推奨を避けている範囲なら、エンタメ的楽しみかな?とは思います。
AI肌診断でもニキビが解消しないなら
既にこのようなサービスは各地で始まっているかと思いますが、AIの診断はまだまだ発展途上ですし、出力される回答は、販売者の美容に関する目的意識・意図の枠内であることに変わりはありません(養老孟司だったかと思いますが「AIの後ろには人がいる」ということです)。
それ自体には良し悪しはありませんが、肌との「合う・合わない」もありますし、お悩みの方自身の「自認」と「実際の肌」の間にもずれがある場合があります。
まずはカウンセリングフォームからご相談ください。
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2026年10月29日12:00 / 投稿者:kazuyuki terada
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