生活リズム・睡眠と皮脂の関係
皮脂量の増加は、基本的なニキビ形成要因です。就寝時間とバリア機能・常在菌についての記事に関連しますが、皮脂量と体内時計についても研究があります。
出典:Dermis(2025)「概日リズムと皮脂腺機能:睡眠パターンの乱れがニキビの重症度に与える影響」
時間で変わる皮脂の量
私たちの身体は「体内時計(概日リズム)」に合わせて、昼と夜で働き方が変わります。
皮脂腺も例外ではなく、細胞に備わった体内時計の遺伝子によって、皮脂量や肌の免疫バランスが24時間周期で調整されています 。
そして睡眠不足や夜更かしが続くと、このリズムが乱れ、肌の調子が大きく崩れてしまいます。
まず、睡眠が乱れると、正常な睡眠なら夜間を通じて減少するはずのストレスホルモンのコルチゾールが増えます。
コルチゾールが増えると、皮脂を作る細胞セボサイトの活性化と、アンドロゲンへの反応性も高まります。
これが「皮脂の増加→ニキビの悪化」を招く一因になります。
睡眠のリズムが崩れると、皮脂以外にも影響
また他にも、夜に分泌されるはずのメラトニンが減り、肌の抗酸化力が弱まります。
メラトニンは脳の松果体から分泌される主要なホルモンで、概日リズムと密接な関係があるため、睡眠不足時には分泌の乱れが生じやすく脆弱です。その結果、皮脂の酸化→刺激物質に変わり、毛穴の中で炎症が起こりやすくなります 。
さらに、体内時計の乱れは炎症性サイトカインが過剰に出やすくなり、これが毛穴で過角化を進め、毛穴がふさがりやすくもなります。

実際、睡眠の質が悪い人ほどニキビが増えるという研究結果も複数報告されていますが、睡眠不足は「皮脂の増加」「酸化」「炎症」といった3つのルートから、ニキビを悪化させる要因になります。
ニキビ改善の効率を高めるには?
このような研究を見ると、「遅く寝たらおしまい」と感じますが、生活リズムの乱れの影響は、個人差や程度差もあります。
また、メカニズムを知っておくことで、過剰な不安を避けることもできるので、把握しておくことは重要です。
特に生活や食事などの影響を受けやすい肌の場合は、背景を理解して、解消に取り組むことで、効率の改善にもつながります。
まずはカウンセリングフォームからご相談ください。
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2026年9月10日12:00 / 投稿者:kazuyuki terada
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