人民解放軍でのニキビとQOL
中国人民解放軍の軍病院皮膚科で、「ニキビ自体」ではなく、「ニキビの重症度の認知」と、それに関わる治療行動に関して調査がありました。
認知されたニキビの重症度と臨床的な重症度:男性軍人におけるQoLおよび治療遵守への影響:横断的研究
自分が思う「ニキビの重さ」
研究では、中国の男性軍人300名を対象に、医師が評価したニキビの重症度と、本人が感じている重症度のズレを調べています。結果として、半数以上(52.3%)が自分のニキビを“実際より重い”と感じていたことが分かりました。医師は軽症〜中等症と判断しても、当事者は「重症」と思い込んでいるケースが多かったというものです。
結果として、生活の質(QOL)を下げているのは“医師の評価”ではなく“本人の感じ方”とされています。本人が「重い」と感じているほど、「恥ずかしい・人前がストレス・服装選びの悩み・仕事や生活での自信低下」など、あらゆる面で生活のしんどさが増していました。
ニキビそのものよりも、「自分はひどい状態」という認識が、日常のストレスを大きくしているということです。
また、ニキビ歴が長く、ニキビ跡がある、仕事のストレスが高い時期にいる人ほど、QOLが下がりやすい傾向も確認されています。
治療行動にも「認識のズレ」
また、「医師が重症と判断した人」は、治療をしても64%が1ヶ月以内に治療を中断。任務の影響もありますが、「自分はそこまで重くない」という認識は治療継続のモチベーションを下げている可能性があります。
一方、「自分で“重症だ”と感じている人」は、69.9%が3ヶ月以上治療を継続。「治したい」モチベーションが治療を継続させるということです。
研究では、「客観的な重症度」だけでなく「本人の心理状態」も扱うべきと結論づけています。
これを「肌」で考えてみると・・・
上記までは主に、心理とニキビ治療のモチベーションですが、話が少し変わり、「ニキビが続く状態の肌」でこれを考える場合、ニキビが続く人ほど「ニキビを治す」モチベーションは高くなります。
そして「ニキビを治す方法」の多くは、ニキビを治療すると同時に、肌を損傷させたり、過敏な状態を改善させなかったりをともないます。
結果として「肌を」長期間痛めるということも少なくなく、それが結果としてニキビやニキビ跡といったバリア形成が関わるトラブルを、長引かせる悪循環を招く事にもなります。
(参照:ピーリングでも効果なし。というご相談。 , ニキビのイタチごっこ、抜け出したい)
くり返すニキビはどうすれば?
ニキビ治療の前提は「ニキビは年齢などで自然に出来なくなる。だから出来る間は治し続ける。」というものです。多くの方が誤解していますが「完治に至る過程」ではありません。
(参照:40代になってもニキビが続くご相談 , 誤解が多い「ニキビが治る過程」のイメージ)
これは治療が悪いのではなく、ニキビ自体の性質の問題です。
では他にどんな選択肢があるか?まずはカウンセリングフォームからご相談ください。
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2026年5月28日12:00 / 投稿者:kazuyuki terada
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