SAA1、インスリン、脂質がニキビの重症度に果たす役割の調査
最近の研究で、ニキビがある方は 血清アミロイドA1(SAA1)という炎症マーカーが高くなりやすいことが分かってきました。
Investigating the Roles of SAA1, Insulin, and Lipid Profiles in Acne Pathogenesis and Severity
SAA1って?
SAA1は、体の中で炎症が起きたときに増えるタンパク質で、IL‑1 や IL‑6 などの炎症性サイトカインに反応して作られます。
つまり、SAA1が高いということは、肌だけでなく体のどこかで炎症が起きていることのサインでもあります。
とはいえ、SAA1レベルの高さは、「ニキビ自体の炎症の強さ」を直接示すわけではないことも分かっています。軽度・重症に関わらずということです。
ただ、炎症はニキビに無関係ではなく、バリアが毛穴をふさぐ状態は、炎症が表皮のターンオーバーを早めた状態、SAA1が高いことは、「ニキビを含めた肌トラブルがおきやすい状態」と相関しているとも言えます。
(参照:「ターンオーバーの乱れ」とニキビの慢性化)
また記事では、ニキビのある方は LDLや総コレステロール、中性脂肪が低めになる傾向も報告されています。ただしこれは「食事に気を使う結果かもしれない」とも指摘されています。
生活や食事を意識すると良いポイントは?
炎症を起こしにくくするには、まず、よく言われていることですが、青魚や亜麻仁に含まれるオメガ3は炎症を落ち着かせる方向に働きます。
逆に、炎症を高めやすい飽和脂肪・トランス脂肪などは、揚げ物や加工食品に多いので、これは控えめに。
ベリー類や緑黄色野菜、緑茶などの抗酸化食品も良いとされます。
次に、血糖値の急上昇を避けることも近年よく言われています。
甘いものや白い炭水化物は血糖値を上げ、炎症性サイトカインを増やしやすくします。
糖質自体は必要ですが、食物繊維と組み合わせることで、血糖値の上がり方はやわらぎますので、雑穀米や全粒粉パンが良いといえます。
食物繊維は腸の炎症を抑え、全身の炎症にも良い影響がありますので、これに発酵食品もプラスしておくのが理想的。
生活面でいえば、睡眠不足やストレスも大敵と言えます。いずれも炎症を高める要因にはなりますので、「良く寝る」「リラックスする」ことも重要です。
(参照:地中海式ダイエット・オメガ3脂肪酸でニキビ軽減 , 低グリセミックダイエットによるニキビ減少の可能性)
慢性的なニキビの場合
生活で気を使うことで解消されるレベルであればそれでいいのですが、問題は慢性化ですし、また過剰な治療によって、肌が落ち着かないまま、かえってバリア形成に問題が生じ、ニキビも悪化・長期化させることもあります。
そのような場合、ニキビを治すこと自体ではなく、「肌全体の循環」を整え、落ち着けていく必要があります。まずはカウンセリングフォームからご相談ください。
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2026年7月2日12:00 / 投稿者:kazuyuki terada
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