TikTokで拡散する「イソトレチノインで鼻が細くなる」噂とリスク
フランスメディアの記事。TikTokで広がる「イソトレチノインで鼻が細くなる」という噂についてフランス医薬品安全庁(ANSM)が警告。以下、記事の要約。
(出典:Ecostylia「TikTokのイソトレチノイン:なぜフランスのANSMが警鐘を鳴らしているのか」)
SNSが生む“美容効果”の誤解と拡散
TikTokでは近年、「イソトレチノイン(アキュテイン)を飲むと鼻が細くなる」という投稿が急増しているとのこと。ビフォー・アフター動画や個人の体験談が繰り返し共有され、あたかも“証拠”のように扱われている状況。さらに、ケンダル・ジェンナー(モデル・タレント)の名前が噂と結びつき、拡散に拍車がかかったそうです。
とはいえ、フランスの医薬品安全庁(ANSM)はこれを明確に否定。イソトレチノインは重度ニキビのみ使用される強力な医薬品で、皮脂の減少はあっても、鼻の形を変えるような作用はありません。
SNSに限りませんが、「化粧品、サプリのような日用品類」と「医薬品」は、同じ“美容コンテンツ”として並列化されがちです。
化粧品を薬と誤解しても事故は起きにくいですが、それとは逆に薬剤、特に副作用の懸念が高いものを、化粧品のように使用することはリスクが高いことです。
イソトレチノインのリスクと、医療監督の必要性
ANSMが警鐘を鳴らす最大の理由は、イソトレチノインには深刻な副作用のリスクがある為です。報告されている主なリスクには、
- うつ・気分障害などの精神症状
- 皮膚の激しい乾燥、鼻血、視覚障害
- 肝機能障害、筋肉・関節痛、腸のトラブル
- 妊娠時の高い催奇形性(先天異常リスク)
など、治療中止後も続く可能性も指摘されています。
特に妊娠に関するリスクは極めて重大で、治療前から避妊が必須とされています。
そのためフランスに限りませんが、処方・開始は皮膚科医のみ、毎月の厳格なフォローが義務という強い規制が多くあります。また、自己判断、個人輸入でのイソトレチノイン使用も避けるべきです。
医療と美容は別の目的と方法
「薬が効いて症状が消えている肌」は、本来的な意味での「健康でキレイな状態」とは別の状態です。
(参照:イソトレチノイン2クールでもくり返すニキビ克服談)
ニキビは見た目のせいもあり、「治せば→キレイ」という解釈を招きがちですし、それを煽る宣伝も少なくありませんが、もし、本来的な健康でキレイな状態を目指すなら、まずはカウンセリングフォームからご相談ください。
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2026年4月23日12:00 / 投稿者:kazuyuki terada
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