バイオティクスはニキビにどれくらい効くのか?
バイオティクスはニキビにどれくらい効くのか?
プレバイオティクス・プロバイオティクス・ポストバイオティクスの3つが、ニキビの“目に見える改善”と関係していることが示唆されているとの最近の大きなレビュー研究。
プレバイオティクス、プロバイオティクス、ポストバイオティクスのニキビに対する効果が見つかりました
●細菌叢とニキビへの影響
この研究は、過去に発表された“経口または局所のプレバイオティクス・プロバイオティクス・ポストバイオティクス”を用いた臨床研究を体系的に集め、ニキビに対する安全性と有効性をまとめて評価したシステマティックレビューです。
対象は33件・2112人の研究で、年齢は18〜33歳。
ニキビの減少率は対照群(自然治癒・標準治療による治癒など)の−37%に対し、プレバイオティクス−37.2%、プロバイオティクス−45.2%、ポストバイオティクス−49.5%と、バイオティクスを「追加」した群は、いずれも改善幅が大きくなるということです。
一応、プロ・プレ・ポストが分かりにくいですが、整理としては以下の表になります。研究では食事だけでなく「塗るもの」も対象になっています。

●専門家からの評価
とはいえ、記事には批判的コメントも記載されています。
ハーバード大学のBarbieri医師は、サプリ系の研究は“良い結果だけが発表されやすい”パブリケーションバイアスがあると指摘。ただし「コストが負担にならず、他の治療を邪魔しないなら試してもいいのでは」とのこと。
また一方、ウィスコンシン大学のBodemer医師は、このレビューを「質の高いメタ分析」と評価し、特にポストバイオティクスの可能性に注目しています。また、プロバイオティクスは標準治療の副作用を軽くする可能性もあると述べています。
(参照:皮膚常在菌バランスに着目した新しいニキビ治療の研究)
●くり返すニキビなら
いずれにしても、通常のニキビ治療や自然治癒で減少する中でのプラスアルファ的なものですので、これで「ニキビが完治する」というような期待とは「別問題」ですので、過度に期待されませんよう。
(参照:ニキビを根本治療したい。というご相談 , NY医師「ニキビの根本治療は無い」-根本解決はどうすれば?)
また、治療薬の作用でニキビを減少させることは難しいことではないですが、治してもくり返すニキビの場合、この解決には別の視点が必要になります。
→ご相談はカウンセリングフォームから。
いずれにせよ、肌の健康にとっても注目される分野ですので、また何かあれば取り上げていきたいと思います。
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2026年6月4日12:00 / 投稿者:kazuyuki terada
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